試験日:2026/7/12
TOTAL: 960点
リスニング:495点(満点)
リーディング:465点
毎年、自分の英語力を確かめるためにTOEIC(R)を受けることにしている。昨年は老眼のせいで散々な結果だった。だから今年は、老眼鏡をしっかりと準備して臨むことにした。言い訳のつかない状態を敢えて自分に課したのだ。約一年ぶりのTOEIC(R)、集中力は途切れ途切れ。音を聞き逃し、設問の文章を何度も読み返す。それでも、全体としては悪くないペースで解き進めることはできていた。誤算はリーディングのスピードが落ちていたことに気づかなかったこと。最後の長文問題が二つ、計10問が残っている段階で、残された時間はわずか5分。もはやまともに文章を読む余裕などない。半分は勘に頼る形でマークシートを塗りつぶした。失点のほとんどは、間違いなくこの10問に集中しているはずだ。
テストの時くらいしかTOEIC(R)に触れることのない生活をしてきたが、それでもリスニングは満点(495点)を取れているし、リーディングもスピードさえ戻せば攻略できないものではないと確信できた。試験会場をあとにするとき、いつも同じ思いが胸をかすめる。英語試験対策というものを使って、また何か新しい仕掛けをしてみたい、と。
英語学習
私の英語学習の原点をたどれば、高校時代に始めた国際文通に行き着く。国際ペンパル協会が発行していた小さな冊子を、すり切れるほど読み返した。辞書を片手に悪戦苦闘しながら手紙を書いた。それ以外特別な勉強をしたわけではない。持っていたのは、せいぜい受験英語の知識だけだった。
私の英語力が決定的に跳ね上がった時期がある。青年海外協力隊の隊員として、ガーナに赴任してからの数か月間だ。たどたどしい英語で、30人の高校生を相手に理数科の授業を行う。そこに、なんとなく教室に座っているような生徒はひとりもいなかった。親戚じゅうから学費をかき集めて通っている生徒。家族を養うために放課後や週末に働き詰めで学校に来る生徒。彼ら・彼女は皆、真剣そのものだった。そんな彼らを前に、中途半端な授業などできるはずがない。ギラギラとした熱い眼差しで私の言葉を待つ生徒たちに、「英語に慣れるまで待ってくれ」などという言い訳が通用するはずもなかった。私は腹をくくった。手元に英語の教材などない。ただ教科書にある英文をそのまま丸暗記し、何度も何度も声に出して復唱した。夜、ケロシンランプの頼りない灯りの下で、目やにをためながら愚直にその作業を繰り返した。あの時に刻み込まれた体験こそが、今の私の英語の骨格になっている。
英文添削サービス
ガーナからの帰国後、英文添削サービスをビジネスとして立ち上げた。
https://forgetist.com/africa.pdf
結果として、その事業はうまくいかなかった。しかし、挫折のなかで掴んだものもある。英語学習に対する市場の生々しいニーズ、そしてTOEIC(R)というテストが持つ圧倒的な信頼性と威光だ。TOEICはビジネスになる—–—それは確固たる手応えだった。
TOEIC(R)受検
サラリーマンになってからも何度か受検を重ねた。特にシドニーに駐在していた時期は、毎月のように試験会場へ足を運んだ。満点の990点に手が届きそうで届かないもどかしい時期を経て、2007年、ようやく満点を取ることができた。その後しばらく試験からは遠ざかっていた。だが英語の話になると、友人たちから「TOEICの攻略法を教えてほしい」と頼まれることが多々あった。日本人のTOEIC(R)に対するセンチメンタル?な気持ちは本物だと感じていた。求められるままに、自分が培ってきたノウハウを教える機会を少しずつ作るようになった。同時に、私自身も受検を再開した。最初の満点から10年が過ぎた、2017年のことだ。
それからの道もまた、容易ではなかった。あと一歩のところでリーディングの壁に阻まれ、再び満点を掴むまでに5年の月日を要した。だが、今思えばその5年こそが財産だった。試行錯誤のなかで受験テクニックはより洗練され、英語試験の講座を開き、コロナ禍にはオンラインで模試会を主催した。数多くの受験生と出会い、彼ら・彼女がどこで立ち止まり、どう壁を越えていくのかという貴重なプロセスを伴走することができたのだから。
こたえ合わせ
若い頃に失敗した英文添削サービス事業に対して、未練のようなものはもう残っていない。ただ、ふと思うのだ。「英文添削サービスの運営経験」があり、「サラリーマンとして長年TOEIC(R)と向き合い、指導してきた実績」を持つ人間が、世の中にどれほどいるだろうか、と。この希少性と市場の要望、確かな体験を抱えたまま終わらせてしまうのは、あまりにも惜しい気がする。それが大きなビジネスや企画にならなくてもいい。ただの自己満足で終わったとしても構わないのだ。ただ、自分が通り過ぎてきたあの道のりと、手元に残ったノウハウを、必要としている誰かに手渡してみたい。そう強く思う。
○死ぬまでにやる100リストNo.131「毎年TOEIC(R)受検」2026年達成
○死ぬまでにやる100リストNo.321「100の人生の答合わせをする」進捗29/100
<死ぬまでにやる100のことリスト>https://goo.gl/iPz2BH
<TOEIC記録>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vSdChHgU_KyZr9IA_3jLTBo1VtFtJN8gf3WwyaT4N6XcJFubYmqdZ9h4xFVZS9wx288OYRMI822zBiK/pubhtml?gid=1904480933&single=true
<こたえ合わせ>https://forgetist.com/?cat=574
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