2023年夏、韓国滞在記(世界ルービックキューブ大会2023 in 韓国仁川)

韓国で開催される世界ルービックキューブ大会(Rubik’s WCA World Championship 2023)に、スタッフ(&競技者)として参加するべく韓国インチョンへ。

1日目(8月12日)

  • 住んでいる区内に国際空港(羽田)があるのは便利。8時過ぎのフライトにも関わらず普段の生活リズムを崩さず。
  • 歴史上もっとも参加者が多いマンモス大会(1,400名)。これを仕切っているのが北京のアジア大会で仲良くなった韓国人キューバ―。その実行力に、ただただ脱帽。
  • ふらっと立ち寄った食堂で韓国料理の注文に挑戦。英語(と中国語・日本語)が通じず、とっさにでた「ビビンバ」という単語で韓国一食目。美味しくいただきました。
  • なんだかんだで歩き回り、歩いた歩数は26,000歩。一日疲れ切ったので、韓国二色目はフライドチキンと大量のビール。ホテルの部屋に帰った後は青島ビールで追いビール。
  • 韓国の地下鉄、階段で自転車を押すための溝がある。これは自転車乗りには嬉しい。

2日目(8月13日)午前

韓国仁川交通公社1号線沿線ラン
32.12km、4時間53分17秒
平均/最高心拍数125/151bps

特に予定がない午前中の時間を使って韓国地下鉄沿線ラン。仁川の生活感あふれる北部から国際自由経済特区の松島地区まで伸びる仁川地下鉄1号線。東京ほど暑くもなく気持ちよく走れた。午後からは大会会場に向かう。

●死ぬまでにやる100リストNo.262「世界10都市で地下鉄ラン」6都市目
中国(北京、上海、青島)、日本(東京、神奈川)、韓国(仁川)

<死ぬまでにやる100リスト>https://goo.gl/iPz2BH
<GPS軌跡>https://connect.garmin.com/modern/activity/11775843674

2日目(8月13日)午後

仁川地下鉄1号線沿線ランの後にルービックキューブ世界大会に向かう
  • 光栄にも何人かのキューバーから声がけしてもらう
  • 競技の合間にオープニングセレモニー。韓国伝統音楽のNongakやテコンドーのデモンストレーション。楽しませていただきました。
  • 知り合いキューバーと夕食。たまたま入った焼肉店が「ゴールドマンゴー焼肉」の専門店(豚肉をマンゴーのようにカットして提供する店)。店員さんに面倒を見てもらい大変美味しくいただきました。
  • 昨日からハマっている美味しい韓国ビール。午前中に30キロ走った後の水分補給とのそれらしい言い訳の下、美味しくたくさんいただきました。パスポートとクレジットカードを身に着けていることを確認してから焼酎をオーダー。
  • そして寝る前のナイトキャップは青島ビール。明日からは自分にとっての世界大会本番。早めに就寝して明日に備えよう。

3日目(8月14日)

  • 世界ルービックキューブ大会2023も3x3x3キューブの1回戦が始まるなどいよいよ盛り上がりを見せてきた。
  • スタッフとしてほぼ休みなく働く。緊張感の中の歩数は2万歩、前日30キロを走り5万歩を記録しているが、それよりも断然につかれた。
  • 自分は3x3x3、2x2x2、目隠し競技に出場。目隠し競技は三連続成功と満足のいく結果。ただし3x3x3、2x2x2は練習不足がそのまま反映されて辛い、、、
  • 今日もまた世界中のキューバーと知り合いになれた。スピードキュービングという共通項を持った人間同士、通じ合うものを感じる。
  • 今日の食事は、、、、スタッフの作業が朝早くから始まるということでホテルの朝食は諦め、駅構内のベーカリーで購入したパンで朝食、ランチはスタッフ用に設けられたビュッフェ(食べ過ぎた)、夜は疲れ果ててビールとポテトチップで済ます。
  • 明日は大会最終日、自分の競技はないがスタッフとしての楽しみたい。

4日目(8月15日)

  • 四日間に渡る世界キューブ大会2023も最終日。各種目の決勝戦が開催される。
  • 重要で厳格さが求められる決勝戦、各地域のdelegate(代理人)のみがジャッジ(審判員)に指名される。光栄にも私も指名され決勝戦のジャッジをさせてもらう。
  • 会場にいる千人を超える観客と全世界に配信されている生中継による衆目の下、決勝戦は大いに盛り上がる(この盛り上がり方はなかなか言語化できない、、、)
  • 特にメインイベント3x3x3 キューブ(ルービックキューブと同じ形状のパズル)の決勝は、選手一人ひとりのパフォーマンスに会場全体が一喜一憂する異様な雰囲気(世界大会でないとこの緊張感は生まれない)の中進んでいった。結局中国のYiheng Wang (王艺衡)選手を、米国のMax Park選手が0.1秒差で破り、見事2023年度のチャンピオンになられた。このMark Park選手、韓国から米国に帰国される途中に日本に立ち寄られ、8/19(日)に横浜でイベントをなされます。ご興味のある方は是非行かれると良いと思います。
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000718.000005808.html

 

5日目(8月16日)

  • 世界ルービックキューブ大会2023も終了し、帰国するだけの日、午前中に時間ができたのでソウル観光に繰り出す。
  • 6時出発で、(1)景福宮、(2)北村韓屋村、(3)晶徳宮、(4)明洞、(5)南大門市場、(6)ソウル駅を半日で巡るプラン。景福宮と晶徳宮は北京の故宮を彷彿させる外観。サムゲタンは美味しく、明洞・南大門市場の活況はソウルのエネルギーを感じられた。

総括

  • とにかくよく歩いた。一番疲れたのは決勝戦のジャッジをした4日目。歩数は最小だが、精神的なプレッシャーが一番高かった。
    1日目(移動、大会)26,118歩
    2日目(地下鉄ラン、大会)53,153歩
    3日目(大会)23,996歩
    4日目(大会)16,189歩
    5日目(観光、移動)34,785歩
  • 「旅の失敗は苦労してでも経験しろ」というポリシーのもと、死ぬまでにやる100リストNo.153「旅行嫌い解消のため、失敗・トラブルを20回経験する 」が増えるかと思ったら、すべてがスムーズに行き過ぎた(世界ルービックキューブ大会と地下鉄ラン、半日観光くらいしかしていないので、トラブルに巻き込まれるポイントが少ない)。敢えて言うならば、購入したWowpassに100,000ウォン分をチャージしたにも関わらず、スマホの管理画面では、224ウォンしかない、といったくらい(現在問い合わせ中)
  • 下関出身ということもあり、韓国には縁がある。七夕の季節には、毎年必ず「チルソクの夏」を鑑賞している。また大学時代の恩師は在日韓国人、大学院時代の担当教官は韓国の方だった。そんな韓国をやっと来れて満足。
  • 世界大会を通じてスピードキュービング関係の知見はいろいろと得られた。この辺は仲間と共有して今後の活動に活かしていきたい。

得られた成果

諸経費

旅のメモ

  • 楽天カード(VISAカード)が使えないときが数回。持参するクレジットカードは2種類(VISAとMASTER)。使えなくなった時の電話番号(電話方法)も事前に調べておく。
  • 飛行機の耳抜き用に血管収縮剤を用意してもよいかもしれない。
  • 機体預け荷物の中にバッテリーNG(空港でスーツケースを広げる羽目に)。
    空港ラウンジが使えるプライオリティパスがついているクレジットカードを検討しても良い。

 

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