ガーナの教え子と新宿で再会した。
待ち合わせは、都庁の横にあるラグジュアリーホテルのロビー。かつてガーナの地方の高校の教室で物理法則を教え教わった二人が、27年の時間を経て東京のど真ん中で向かい合っている---当時は思ってもみなかった。
彼は、高校を卒業したあと奨学生として海を渡り、今はアメリカの某巨大企業で働いているという。彼だけではない。あの高校の生徒たちが、ガーナの中で、あるいは世界のどこかで、自分の道を切り開いていると聞いたとき、何ともいえない嬉しさでいっぱいとなった。
話をしているうちに、懐かしい顔が次から次へと浮かんできた。気づけば、時の流れを忘れて話し込んでいた。今もピンチの時に口ずさんでいる高校の校歌「Hail great ADISEC, we lift up your great name・・・♪」、彼と一緒に歌ったときは泣きそうになった。
そして、思いがけない贈り物。
この再会のために、ガーナの伝統衣装「バタカリ」を仕立ててくれていたのだ。それもただの布ではない。高校の校章と理念が織り込まれた特別な生地を用い、それをわざわざアメリカへ空輸し、そこで仕立て屋が縫ったものだという。受け取った時、その気持ちに言葉がしばらく出なかった。あわせて私の家族へ大量のアメリカのお土産もいただいた。本当にありがたかった。
彼と話して、Adidomeの空気を思い出した。強い日差しと生徒の情熱。前に進むことを恐れていなかった頃の自分自身の姿も、ほんの少し。背筋を伸ばして前に進んでいこう。
#JOCV
#青年海外協力隊
#JICA
〇死ぬまでにやる100リストNo.321「100本の人生の伏線を回収する」16本目
<死ぬまで100リスト>https://goo.gl/iPz2BH
<伏線回収>https://forgetist.com/?cat=574
- Hyatt Regency Tokyo
- 都庁前
- ADIDOME Senior High School!
- 高校のロゴとビジョンがプリントされたバタカり
- アメリカからのたくさんのお土産をいただきました。















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