<伏線回収0>人生中締め、伏線を回収する理由

ある日ふと、自分年表を眺めて、言葉を失った。
数字は嘘をつかない。健康寿命という言葉に照らし合わせれば、自分の人生はもう四分の三を走り終えている。気づけば、最終コーナーに差し掛かっていた。旅の途中にある峠道のように、何となく「まだ先がある」と思っていたのに、実際にはカーブを曲がった先にゴールテープがうっすらと見え隠れしている。
そんなはずはない。今からも新しいことを知り、いろいろな人と会い、素晴らしい体験をする。自分には未知の可能性がある。三年計画、五年計画を描きながら、焦らずに歩を進めていける気がする、、、
しかし実際には、いつ人生の最終回が始まるか分からない。その時になって初めて、自分の人生に成績をつけることになるのだろう。死ぬ間際になって空白の多い通信簿を前にして、どうしようもない徒労感に襲われるのかもしれない。あるいは、誰にも見せなかった一手一手が静かに積み重なって、死の直前にすべてがつながるような、そんな「流し満貫」のような人生だったと気づくのかもしれない。

でも、そんな結果待ちの人生なんてまっぴらだ。何者でもない自分にだって、譲れないものがある。できなかったことよりも、やろうとした意気込みの方を大切にしたい。その意地が、自分の通信簿の余白を少しだけ埋めてくれるかもしれない。他人にとっては些細なことでも自分にとっては信条となっていることは少なくない。今までに犯した数々の失敗の供養もしなくてはならない。

だからこそ、ここで一度「中締め」をしておこうと思う。ボケる前、思い出せるうちに、立ち止まって人生を振り返ってみる。後回しにしていた小さな伏線を、少しずつ拾い集める。まとめた過去は、いろんな荷物を軽くしてくれる。そして身軽になった分だけ、次の一歩を大きく踏み出せる。出し惜しみしたり、もったいぶったりすることに費やす時間や気力は残っていない。

人生はまだ続く。そのための伏線回収だ。

●死ぬまでにやる100リストNo.321「100本の人生の伏線を回収する」

<死ぬまでにやる100リスト>https://goo.gl/iPz2BH
<自分年表>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vSdChHgU_KyZr9IA_3jLTBo1VtFtJN8gf3WwyaT4N6XcJFubYmqdZ9h4xFVZS9wx288OYRMI822zBiK/pubhtml?gid=926937128&single=true
<伏線回収>https://forgetist.com/?cat=574

#伏線回収
#人生の答え合わせ
#人生の中締め

コメント

タイトルとURLをコピーしました